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STORY

 「さんごじゅーご、さぶろくじゅーはち、さんしちにじゅーいち……」

「さんごじゅーご、さぶろくじゅーはち、さんしちにじゅーいち……」

「お星さん。西の青じろいお星さん……」

窓のあたりから九九が聞こえてきたかと思えば、玄関近くからは宮沢賢治。最近のしまもと家は、かなりにぎやかだ。娘は九九の暗記テストがあるらしく、必死で暗唱中。息子は、朗読劇の発表会があるんだって。

しかし、どうやら現在は難航しているよう。ふたりとも自信のないところで声が小さくなっているのが、バレバレだ。

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「何回も練習するのみ!」

と、たまには厳し目のことを言ってみる。こういうのに、近道ってないもんね。

厳しいこと言っちゃったけど、頑張ってほしい気持ちはもちろんある。だから今日は、シチューをつくることにした。

なぜシチューかといえば、うちでは応援ごはんの定番であるから。昔から夫の大好物で、大事な商談の前日には必ずつくっていた。それでなんとなく、ゲンを担げる気がしているのだ。

ふたりのことも、やっぱりシチューで応援しなくっちゃね。

玉ねぎ、ウインナー、小麦粉を炒めて。ふたりの好きなコーンはたっぷり。料理でいろんな栄養を摂ってもらえたらな、と思って使うことの増えた豆乳が、今日も活躍してくれている。ブロッコリーで彩りを添えれば完成だ。

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「今日はお手伝いしなくてもいいから、ギリギリまで練習してて」

普段は子どもたちにやってもらう配膳を、今日は早めに帰ってきた夫が。こころなしか彼が嬉しそうなのは、大好物のシチューだけが理由ではないだろう。

豆乳のやさしい甘みとコクのある味わいが、コーンやウインナーの味とマッチして、子どもたちも夢中で食べてくれた。

シチューは、ママからの頑張れってメッセージなんだよ。よし、ご飯が終わったらパパがテストしてあげよう。緊張っていうのは、練習をたくさんすればだんだんしなくなるもんなんだ。

夫の話に子どもたちは耳を傾ける。話が進み、おかわりをして、食も進んでいるみたいだ。これまでは夫のためのシチューだったけど、これからは家族みんなのためにもなるかな。

九九のテストと朗読劇。ふたりの成功を祈りながら、今日は私も元気づけてもらったような晩ごはんです。

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家族のゲン担ぎ 応援の豆乳シチュー

fin.

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